泣いてしまった私の涙を
ハンカチで拭いてくれた絢。


本当は絢が泣きたいのにね…。


もし…私が絢の立場だった
らどうなってただろ…。


絢のように強くいれたかな?


「楓.昨日ケーキ屋さん
に行かなかった?」


「えっ…誘ってくれたけど…
私が拗ねてたから…。」


「やっぱり…(笑)外回りの
時に主任が唯一.足を止めたのが
そのケーキ屋さんの前だったの。」


「そうだったんだ…。」


「彼女と一緒に来ようって
思ってるでしょう?って主任に
言ったらまぁな…って言ってたんだ。(笑)
楓…すごく愛されてるじゃん.幸せになりなよ。
私.楓だったら応援するからさ。」


「うん……。」


「あっ!!主任.奪ったんだから
いい男が居たら紹介してよね!!」


絢が腕を組んで偉そうに
言ってる(笑)


それも…絢の優しさなんだよね。


絢…ありがとう。