食事を済ましてシャワーを浴びた斗侑真がリビングのソファーに座った瞬間.私は斗侑真から離れない。


そんな私にいつも斗侑真は抱き寄せてキスしてくれる。


斗侑真は翼の前でも私にキスをする。


翼も小さい時からそんな私達を見ているので当たり前の事だと思っているのかもしれない。


斗侑真からの熱いキスを受けて私はより一層しがみついてしまう。


「楓.今日は何があったの?」
頭上から聞こえる斗侑真の優しい声に一日の出来事を話す。


今日.翼が苦手な国語のテストで頑張って100点を取った事。


翼が嫌いなニンジンを夕食のハンバーグに細かく刻んで入れたら食べてくれた事。


絢とランチに出掛けた事。


楓果ちゃんに好きな男の子が居る事。


些細な事でも全て話す私に斗侑真は一つ一つに頷きながら聞いてくれる。


「あっ。小林で思い出した!!
今日.三浦と三井が本社に来て
俺も久しぶりにあの二人と話したよ。」


「三浦主任に会ったの!?
元気だった?三浦主任とは電話ばっかりで長い間会ってないな…。」


三浦主任は今も仕事と子育てを両立させて頑張っている。


私にとっては永遠に憧れの女性。