「観月お疲れ!!緒方が来るまでロビーでお茶しましょ。」


三浦主任が声を掛けてくれる。


「はい…。三浦主任ご迷惑掛けて
ごめんなさい。桃ちゃんは大丈夫なんですか?」


「うん。母に少し遅くなるって連絡
したから…。それに母もその方が
嬉しいのよ。(笑)」


「三浦主任!!俺と絢も付き合いますよ。
あの女は異常だから男が一人居た方がいいでしょ?」


「えぇ…助かるわ!!」


三井さんや絢にまでも迷惑を掛けてしまってる。


申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「みんなに迷惑掛けて本当にごめんなさい…。」


「何言ってんだよ!!俺達はみんな仲間だろ!!気にすんな!!」


「そうだよ楓…。仕事の時は私達が付いてるから安心して…。」


ありがとう。本当にありがとう。


でもみんなの優しさに甘えてばかり居られない。


こんな事が毎日続くようなら仕事にも影響が出てくるだろう…。


何とかしなきゃ…。


こんな弱虫な私に何が出来るだろ…?


「観月…余計な事は考えずに今はみんなに甘えればいいのよ。分かった?」


三浦主任が私の気持ちを見透かしたように問い掛けてきた。