斗侑真…前に一度.俺はあいつら
のお陰で今ここに居るって話して
くれたよね…｡


あの二人を見てると今はその意味
が分かるような気がする｡


ちゃんと斗侑真のいい所を知っててそれを認めてくれる｡


男の人の世界にも本当に深い友情や絆がある事を知ったよ｡


私も颯太さんや恭一さんに感謝しなきゃね｡


だってあの二人がもし居なかったら斗侑真と出会え無かったかも知れない…｡


こんなに人を愛する事が出来る事をずっと知らないまま生きてたかもしれない…｡


颯太さんと恭一さんには感謝してもしきれない位に感謝してる｡


私の大好きな人を今まで支えてくれて…ありがとう｡


斗侑真に会わせてくれて…本当にありがとう｡


そんな事を思いながら
そっと…運転している斗侑真の横顔を見た｡


出会えて良かった｡


斗侑真を好きになって良かった｡


｢どうした?そんな見つめられたらドキドキするんだけど｡(笑)｣


｢ん…｡幸せだなって思ってたの｡｣


｢楓…これからはもっともっと幸せにしてやるからな｡｣


｢私は斗侑真が居てくれるだけで幸せなの｡｣


｢じゃあ楓は死ぬまで幸せだな｡(笑)｣


｢うん｡｣