私は大きく頷いた…。


「ありがとうな…。
俺もちゃんと楓の家族には祝福されたいと思ってる。
お母さんにも楓の花嫁姿を見せてあげたい。
俺…頑張って説得するつもりでいるから…。
だから今.話した事は最終手段だ。
そうなら無いように俺達の想いを伝えよう…。」


「うん…。うん…。」


何度も頷く私に斗侑真は笑って頭を撫でてくれる。


「さぁ…早く寝ないと…。
少ししか寝れなくなっちゃうぞ。」


そう言って再び私を抱きしめてくれる。


私の不安が斗侑真の言葉によって無くなっていった。


今日も大好きな人の腕の中で眠りにつく…。


単純だって自分でも分かってる…。


でも私にとって斗侑真の言葉は
魔法にかけられた様に私に安心を
与えてくれるんだ…。