仕事の途中だった三浦さんは
「また緒方君と遊びにおいで!!」
そう言うとフロントに戻って行った…。


素敵な人だと思う…。
三浦主任が選んだ人なんだから当たり前か…。(笑)


携帯が鳴った…。斗侑真だ!!


慌てて電話に出る。


「楓.着いたよ。出ておいで。」


外を見るといつものポーズで携帯を耳にあてながら私を見てる。


その時ベルボーイの男の子が斗侑真に頭を下げてた。


斗侑真が笑いながら片手を上げて答える…。


そんな仕草に胸がキュンとなる。


斗侑真の全てが好き…。
何気ない行動や仕草…本人は意識
していないんだろうけど…全てが
かっこよくて私の胸をいつもキュン.キュンさせる。


私と居る時に甘える斗侑真も
拗ねていじけてる斗侑真も
私を愛してくれている時の斗侑真の悩ましい顔も…。


全部好き…。
私の中で斗侑真への想いがいっぱい過ぎて苦しくなる。


私は人目も気にせずに斗侑真の胸に飛び込む。


そんな私を斗侑真は両手をいっぱいに広げて受け止めてオデコにキスしてくれる。


「遅くなってごめんな。いい子にして待ってたか?」


「うん。」


そう言いながら私は斗侑真の胸に顔を埋めた。