斗侑真がホテルの前まで送ってくれる。


夕方に迎えに来てもらう約束をして斗侑真は本社に向かった。


何人かのスタッフが私の顔を見てにやけてる。


「観月ちゃん緒方さんとより戻ったのかよ!!」


「はい。おかげ様で。(笑)」


堂々と宣言した。


オフィスに入ると絢の元気な声が聞こえる。


「楓!!おはよう!!
大丈夫?あっ.腫れひいたね。良かった…。」


「心配掛けてごめんね。」


絢と話していたら三井さんがやって来た。


「観月!!今日は任しとけ!!今日は
ちゃんと車.乗って来たから送ってやる。」


「えっ!!」


「どうした?あっ.心配すんな!!
もちろん絢も一緒だから!!」


言わなきゃ…。


今日は斗侑真が迎えに来てくれる事…。


「あ.あの三井さん…今日…
緒方主任が迎えに来てくれるん
です!!…ごめんなさい!!」


「………?」


「楓……もしかして…。」


「……うん。」


「楓!!…良かったね!!
本当に良かったね!!」


絢が自分の事のように喜んでくれる。