これ以上この女と関わっていたら
例え女でも俺は何をするかわからなかった。


篠崎はまた涙を目に溜めながら
誰かが同情してくれるのを待っている…。


そんな姿を俺は腹立たしく思う。


早く消えてくれ!!


お前の顔なんて二度と見たくねぇんだよ…。


誰も相手にしない…。


ずっと突っ立っている篠崎に近藤が言った。


「篠崎!!此処じゃお前の涙なんて通用しねぇぞ!!
また他の所に行ってお前のその涙
に騙されるいいカモ探せよ!!お前
にとっちゃ簡単な事だろうが!!」


「何よ!!あんた達は私が居なく
なったらきっと後悔するわよ!!
もう二度と戻って来てやらないんだから!!」


篠崎がオフィスを出て行く。


誰もがア然としていた。


あの女の自信はどこからくるのか…?


「あの女…最後の最後まで最低な女だな。」


近藤が呟いた…。


男は容姿.学歴.収入。
最低女の三大条件…。
いい女気取りの最終結末
は哀れなものだった。