俺の体の力が抜けていく…。


楓はもう別れを決心したんだと
思うと自分の愚かさに気付く…。


今更.俺が想いを告げてもまた楓
が苦しむんだ…。


さっきまで楓の事を突き放して
おいて俺は自分の都合のいい様に
楓の気持ちを掻き乱そうとしていた。


最低だ…。


失って改めて楓のあまりの大きな
存在に気付かされる。


楓…。俺には無理だ…。


お前が居ないのに幸せになんてなれないよ。


楓…。俺の幸せの先にはいつもお前が居た。


ただ俺の横で笑って居てくれる
だけで幸せだった。


俺にとっての幸せはお前が側に
居てくれる事なんだから…。


幸せになんてなれないよ…。