「ごめんなさい。…話しがしたいの…入っていい?」


「………。」


何も言わずに斗侑真はリビングに戻って行く…。


ここで帰ってしまったら何の解決にもならない。


意を決して私は中へと入った。


リビングに入ると斗侑真はソファーに座って俯いたままで私を見ようとはしない。


「斗侑真…?」


「…………。」


「仕事…行ってないの?
昨日.三浦主任から聞いたの…。」


「……明日からちゃんと行くから…。心配掛けてごめん…。」


「そう…良かった。」


長い沈黙…。


「斗侑真…私は離れないから…。
ずっと一緒に居たいの…。私は斗侑真じゃなきゃダメなの。」


「………。」


「私の事.諦めないって言ってくれたじゃない…私達はずっと一緒に居るんでしょ?」


私の必死の問い掛けにも斗侑真は
答えてくれない。