食事も終わってソファーでくつろぐ…。


斗侑真は私の肩をしっかりと抱いている。


私はこの時間が大好き。


凄く安心する…。


「楓…大事な話しがあるんだ。」


「大事な話?…何?」


「俺の親の事…。楓も気になってただろ?」


どうして急に斗侑真が両親の事を
話そうと思ったのかわからない…。


前に両親の事を話す事に時間が
欲しいと言った斗侑真…どうして今なんだろ…。


聞くのが少し怖い。


「まず始めに香港の建設計画が
本格的に決まった。これからは
何度も俺は向こうに行かなくちゃ
いけなくなると思う。
出来ればその前に俺は楓と結婚したいんだ。」


結婚…。本当に私は斗侑真の奥さんになれるの?


「今回の出張で改めて楓の大きさに気付いた。
これからの仕事も楓が俺の奥さん
として待っててくれると思うと頑張れるんだ」