昼休み絢とご飯を食べているとメールが入った。


斗侑真からだ…。


急いで受信BOXを開く。


「今.ホテルの近くに居る。少しでもいいから会いたい。」


すぐに返信する。


「ホテルの地下駐車場で。すぐに行きます。」


絢に事情を説明して斗侑真の待つ駐車場に向かった。


斗侑真がいつも止めていた従業員専用の場所…。


今も誰も止めていないはず…。


居た…。


いつものように車から降りて待っててくれている。


「斗侑真!!」


私の声に斗侑真が振り向く。


昨日は斗侑真の残業で会えなかった。


たった一日.会えなかっただけなのに斗侑真の姿を見たら涙が出そうになった。


大きく手を広げて私を受け止めてくれる。


「急にごめん…どうしても会いたかったから…。」


斗侑真が耳元で囁く。


「私も…会いたかった。」