◆◆◆◆    
本社に戻ってからの俺は毎日.仕事をしながらも楓の事ばかり考えてしまう。


一分…一秒でも早く楓に会いたかった。


仕事が早く終わると急いで楓の
待つ場所に向かう。


会うと愛しさでいっぱいになって
抱きしめてしまう…。


残業で遅くなるとイライラしてる俺が居た。


楓の顔が見れないと思うと堪らなくなる。


会えなかった日に夜.1人でベット
に寝ていると楓の匂いがした。甘い香り…。


すぐにでも抱きしめたかった。


俺が本社に戻ってすぐにどうして
も抜けれない接待があり会えない
日が続く…。


帰りの車の中から楓に電話すると
楓の声が震えていた。


泣いている…。


不安にさせている事はわかっていた。


そんな時でも楓はいつも最後には
笑って電話を切ってくれる。


楓の優しさだと思う。


そんな楓に俺の方が会いたくて
我慢出来ず夜中でも楓に会いに
車を飛ばした事もある。


俺は自分の気持ちを抑え切れなく
なる程.楓に惚れていた。