ずっと私は斗侑真の不安を体に
感じながら抱きしめられていた。


しばらくすると頭上から斗侑真の
寝息が聞こえてきた。


安心したのか私の体をしっかりと
抱きしめながらスヤスヤと眠っている。


私はそんな寝息を聞きながら
斗侑真の胸に顔を埋める。


愛してる…愛してる…。


想いが溢れてしまう。


また息苦しくなる程に抱きしめて
欲しくて斗侑真にしがみついた。


眠っているはずの斗侑真の手に力が入る。


変わらず聞こえる寝息。


条件反射だろうか…。


斗侑真に愛されている喜びを感じた。