お義姉さんになった真美さんはとってもいい人で
結婚する前からお兄ちゃん抜きでお母さんと2人で
買い物に出掛けたりしていた。


今も実家に帰ると本当の娘の私がやきもちを
妬いてしまう程仲がいい。


でも私に対しても真美さんは本当の妹のように
接してくれて私は真美さんの事が大好きだった。


そうだ…今度.真美さんに
お料理.教えてもらおう。


一般的な料理は出来るようにはなったけど
もっとレパートリーを増やして主任の為に
美味しい料理を作ってあげたい。


主任の事を考えるだけで
幸せな気分になった。


コーヒーをたてながらトーストを焼き始める。


「楓.おはよう。」


後ろから抱きしめられる。


「おはようございます。」


「いい匂いがしたから.起きてきた…。(笑)」


「冷蔵庫の中の物.勝手に使っちゃいました。(笑)
もうすぐトーストも焼けるんで座ってて下さい。」


「うん…わかった。」