その後はつい、色々学校の事を話してしまった。


愛菜ちゃんはずっとにこにこしていた。


相づちを打ってくれてるだけだったのに、とても心地よかった。


今までギャルっぽい子と付き合うことが多かったからかもしれない…



愛菜ちゃんはそれにしてもあまり語らなかった。


R大2年だということ、弟が居ること、チョコレートが好きだということ。


1時間話して分かったのはそれだけだった。


「もう、そろそろ帰ろっか。」


夜11時。そろそろ終電が気になる頃。


「ああ。」