俺がシャワーを浴びて出ると愛菜はベッドに横になっていた。


カールのとれたサラサラのダークブラウンの髪から覗くうなじは真っ白だった。



俺が隣に座ると愛菜は起きていたようでゴロンと、こっちを向いた。


「…いい?」


コクンと頷く愛菜の合図で俺は愛菜に触れた。

「薫くん…っ」



彼女は俺の名前を何度も何度も呼んだ。