そんなこと言ってる暇があったらポニーテールのメガネを一緒に手伝ってくれればよかったのに
そう心の中で思った


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キーンコーンカーンコーン

退屈な学校の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
やっと帰れる
と思った次の瞬間

ドンッ


朝と同じお出ましだ

「痛いんだよほんとに」

少しキレ気味に振り返ると

「あははごめんごめん」

そう言いにかっと白い歯をみせる浩介がいた