タンタンタンタン

階段を上がる音が響く
夕焼けが差し込む校舎はもう静まり返っていた

が、三階の31HRとプレートが長げられた教室からは女子の高い声が響いていた

そっとその声を聞いていると

「てめーなに奏多くんに手だしてんだよ」
「ぶすがいい気なってんなよ」

すごい言葉が飛び交っていた
まあいいや

ガラガラ
扉を開くと
シーンと静まり返る女子
青ざめる女子
あたふたする女子

「忘れ物しちゃって」
そう言い自分の席へ向かうと女子たちは