「香李、オレみいの事好きみたいなんだ。」

「そんなのわかってるわよ。」

香李は少し笑いながら言った。

「最近みいがすごい告白されてて、ムカつくん

だよ。それで、みいを呼び出してうっかり抱き

締めたというか…。」

オレは香李に事情を話した。

「そんなのみいちゃんに好きっていえばいい

じゃない。」

香李、お前本当に教師なのか?オレは教師で

みいは生徒なんだよ。

「あなたが教師でみいちゃんは生徒。それは

確かに変わらない事実だよ?教師としては

あなたとみいちゃんが付き合うことは勧めら

れない。でも、私はあなたのいとこなの。

身内の恋愛を応援するのは当然でしょ。」