『ごめんごめん。
誰もいない?』


「いないよ」


結奈の隣に座って私はスイッチを切る。



『っあーーー、疲れた。』


「行儀悪い。足閉じろ。」


『…いいじゃん。結奈の前ぐらい。』


「はぁ…見られてても知らないから。」


『あーい!』


結奈の前では性格は作らない。
作ってもすぐにばれてしまうから。

幼馴染みは怖い。



「あ、葵。
私、別れたから」


ブーーッ!!


「汚ったないわね!」