「あ、葵!」 一緒に出場する結奈が声を掛けてきた 『結奈! 頑張ろうね!』 「それがさ…この学校の借り物競争ってえげつないらしいよ。」 『…えげつないって?』 「お題がすごいらしいから、気おつけて?」 『う、うん。』 私達は校庭の真ん中に行き、自分の番を待つ。 私は順番が最後なので座って待つ