「「「あ」」」

「?」

3人は声を揃えた。

「疾風(はやて)!やっぱ会うよね!」

「こんな小さな町じゃなぁ。夏休みまでお前らの顔見るとは...」

「なにそれー!」

「実は嬉しかったりして?」

3人は同じ小学校ってこともあって私が知らない話でも盛り上がったりする。

でも、3人の友達は私の友達になる。

いわゆる雪だるま方式で友達が増えてくから、私は疎外感なんて感じたことはない。

「...この人生徒会長?」

見たことあるなって思ったら、わが校の生徒会長サマじゃない?

「そだよ!生徒会長!疾風!」

「よろしくな!!」

「瑞希でいーよ、疾風よろしく!」

これが疾風との出会いだった。

この二週間後、私と疾風は付き合うことになる。