-瑞希side-
暑い暑い8月の夜。
小さな私の町は祭りで賑わっていた。
この祭りには町のほとんどの人が来る。
「みーーーずき!!スーパボーーーール!!!」
「競走する?」
「もち♪」
去年から仲良くなった3人の友達。
仁菜(にな)、花奈(かな)、美海(みなみ)。
友達は自分で言うのもなんだけど結構いる方。なのに絶対はこの4人。
「はぁ...中3の夏が終わる...。瑞希彼氏できた?」
「わかりきってること聞かないでよ...」
美海は全然残念そうにしていない顔で聞いてきた。
...わかってるくせに、中3にもなって彼氏の1人もいたことないよ私は。
他の3人は中学生らしくテキトーはにつきあってテキトーに別れてる。
「今なんてまだ遊んだらいーじゃん!」って言う美海に頷く仁菜と花奈。
私はその考えわかんないんだもん。
好きな人と幸せになりたいよ。
まぁ、これを言うといつも「重い!!」って言われるんだけどね。
「そいえば美海、彼氏どーした。」
「もー別れた」
出たよ、美海の悪いクセ。
「またぁ?6日くらいじゃない?」
仁菜は呆れながら腕を組んでボールを掬う私たちを見下ろしている。
「美海だもん(笑)」
花奈も参加せずに私たちを見下ろす。
「あー、でもね、なんか君らがいたらいーわ。私、彼氏よりあんたらのが好き。」
ほんとだよ。
カッコイイ人はそれなりにいるし、好きな人もそれなりにいたけど、4人であそんでる方が絶対楽しいよ。
「やーーー!嬉しいこと言ってくれるね!瑞希!」
「ぎゃ!」
花奈が飛びついてきて見事に...。
「やぶれた...」
「いえい♪私の勝ち♪」
「なんで!今、花奈が来たから!」
「じゃー、やきそばいこー!」
こんなマイペースな私たち。
学校では一番仲良しで有名だったよね。
廊下では飛び付き合いしてさ、転んで怒られて。
授業中にはメモ回して笑い堪えられなくなっていつも花奈が一番怒られてた。
トイレなんて4人で行くものだと思ってたし帰りは写真大会だったね。
暑い暑い8月の夜。
小さな私の町は祭りで賑わっていた。
この祭りには町のほとんどの人が来る。
「みーーーずき!!スーパボーーーール!!!」
「競走する?」
「もち♪」
去年から仲良くなった3人の友達。
仁菜(にな)、花奈(かな)、美海(みなみ)。
友達は自分で言うのもなんだけど結構いる方。なのに絶対はこの4人。
「はぁ...中3の夏が終わる...。瑞希彼氏できた?」
「わかりきってること聞かないでよ...」
美海は全然残念そうにしていない顔で聞いてきた。
...わかってるくせに、中3にもなって彼氏の1人もいたことないよ私は。
他の3人は中学生らしくテキトーはにつきあってテキトーに別れてる。
「今なんてまだ遊んだらいーじゃん!」って言う美海に頷く仁菜と花奈。
私はその考えわかんないんだもん。
好きな人と幸せになりたいよ。
まぁ、これを言うといつも「重い!!」って言われるんだけどね。
「そいえば美海、彼氏どーした。」
「もー別れた」
出たよ、美海の悪いクセ。
「またぁ?6日くらいじゃない?」
仁菜は呆れながら腕を組んでボールを掬う私たちを見下ろしている。
「美海だもん(笑)」
花奈も参加せずに私たちを見下ろす。
「あー、でもね、なんか君らがいたらいーわ。私、彼氏よりあんたらのが好き。」
ほんとだよ。
カッコイイ人はそれなりにいるし、好きな人もそれなりにいたけど、4人であそんでる方が絶対楽しいよ。
「やーーー!嬉しいこと言ってくれるね!瑞希!」
「ぎゃ!」
花奈が飛びついてきて見事に...。
「やぶれた...」
「いえい♪私の勝ち♪」
「なんで!今、花奈が来たから!」
「じゃー、やきそばいこー!」
こんなマイペースな私たち。
学校では一番仲良しで有名だったよね。
廊下では飛び付き合いしてさ、転んで怒られて。
授業中にはメモ回して笑い堪えられなくなっていつも花奈が一番怒られてた。
トイレなんて4人で行くものだと思ってたし帰りは写真大会だったね。