「あやめさんは、趣味とかあります?」


「趣味?」


「例えば、くまのぬいぐるみが好きで収集してる、とか?」


「…くす…私、そんな乙女趣味じゃないよ?」


「んー…じゃあ、何か好きなものってありますか?」


「なんだろ?…でも、私の好きなものは、…佳人くんの方がよく知ってる気がするな…」


「え?」


「あ、ちょっとフロアマップ見てきてもいい?」


「え、あ。待って、あやめさん」