…俺が、この想いを抱き続けることで、その結果。



自分が、酷く傷付くことになったとしても。



俺は、構わない。
この気持ちはけして揺るがない。

だって、彼女の涙の理由は、俺にしか分からないのだから。


俺にしか伝わらないのだから…。



自惚れでもいい。
その細い指先が、躊躇いがちに…俺の手に触れてくれる間だけは、俺の事を考えていてくれてると、そう思っていたい。