「え…?」

「今はまだ、あやめさんの薬指を束縛出来る事は出来ないけれど…幸せは右の小指から入って、左の小指に逃げていくんだそうです。だから、その幸せを俺で結んでいて下さい」

「よしと…」

「あと、何万回愛してるって言えば、あやめさんをお嫁さんに出来るかな…それまでに、俺もっと頼れる男になりますから」


___だから、これからもずっと好きでいてくださいね?


そんな彼の言葉に、自然と涙が溢れた。

何度も流した涙の数々。

それらを全て浄化して、新しい感情と共に幸せの涙を与えてくれる貴方。


「この指輪に誓って…ずっとずっと、一緒にいるよ…」

「ありがとう…あやめさん…」



愛し恋しキミ。
この上ない想いを全て貴方に捧げます。
貴方の全てを受け入れると誓います。


だから、ずっとずっと…こんな私を愛していてください。