「攫います…」 その言葉通り、彼に口唇を奪われて、気付いたら車に乗せられていた。 頭の中が、彼でいっぱいになる。 胸がぎゅうっとして、泣き出しそうになる。 ねぇ、これが、本当の愛の形なんでしょうか? そのまま、何も言わずに家へと戻って。 服を脱ぐのも焦れるくらい、何度もキスをした。