なんだか、おかしくなったみたい。
こんな時間に部屋に来て欲しい、だなんて。
彼は「すぐに行きます」って言ってくれたけど…。

それでも、どうしてもどうしても伝えたかった。
声を聴いたら、逢いたくなってしまったんだ。


「すき、だよ。佳人くん…だいすき…」

我がままを聞いて欲しいだなんて言ってしまったけど。
これじゃあ、ただの子供だ…。
何時までも大人になりきれない、中途半端な自分。

ねぇ?佳人くん?
こんな私でも、貴方は好きでいてくれますか…?
嫌いにならないでくれますか?