「なんでって…。甲斐くんは、私じゃダメだから、他の子と付き合ったんでしょう?私捨てられたんじゃない。なのに、今更、何言ってるの?わけわかんない…」 「だからさ、言ってんじゃん。オレは、お前がいいって…」 大好きだと思ってた、あの歌を歌うような凛とした声。 でも、もう…遅いよ。 もう、ときめけないよ。 佳人くん、お願い助けて…。