「佳人くん、ごめんね?いきなり抱きついたりして…」


「いいえ。嬉しかったですよ?」」


「…格好良かった…」


「え?」


「佳人くん。凄く格好良かったよ?」


「…?!」


「思わず、見惚れちゃった…」



密着していた体が離れてしまったのは寂しかったけれど。
そんな風に、ふんわりと微笑んでくれたりしたら…。



「あやめさん?」


「ん?」


「24日、一日、俺の為に空けといて下さい…」


「……うん」