あまりの可愛さに、色んな葛藤は何処へやら。
気付けば、俺も遠慮なく彼女の背中に手を回していた。



あぁ…ずっと、この時間が続いて。
彼女が俺の体温で染まってしまえばいいのに。



ザワザワと騒がしい人ごみの中。
二人の間だけ、別の場所にいるみたいだった。