そう言って、案内パンフを少し離れた場所まで取りに行き、そのまま引き返そうと振り返ると…。



「ねぇねぇ、いいじゃん。俺とデートしようよ。」


「私、彼氏いるんで」


「えー?でも、今ここにはいないじゃーん?ってことで、ほら、一緒に行こうよ?」


「すぐに戻ってきますから!」




変な輩にナンパされている彼女がいた。