「君、大丈夫?」


こうやって倒れた自転車を直してたら偶然、カッコイイ先輩が気にかけてくれて…


「はぁ、なんとか。」

…なんてことはない。

振り返ってがっかりした。

というか、薄々声の感じから気づいてたけど、駐輪場にいるシルバーボランティアのおじいさんだ。

世の中そんな甘くはない。

16年生きてきた私は思う。