改めて考えると、かなり思い切ったことしたな…俺。
「はーーーーー?!お前…」
めちゃくちゃ驚くじゃん。
「分かってるよ!自分でも驚いてるから。」
「いやーしかし、姫に婚約者がいたとはね。さすがお嬢様だな。」
「ほんとにな…」
「京…何落ち込んでんだよ?」
「だって、あんな王子様みたいな婚約者がいるんだぞ?無理かな…って…ちょっと…」
「は?何言ってんの。あんなに好きだったのに。諦めないんじゃなかったかよ?」
そうだ…
俺、小さい頃からずっと好きなのに。
美音葉の事が好きってこと俺からとったらなにが残るんだ?
大事なこと忘れかけてた。
こういうこと気づかせてくれる親友がいて良かった。
「ありがとなっ!俺諦めねーよ。」