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朝練が終わって着替える。
男だけの部室はむさい…
「あちぃ…最初の授業なんだったっけ?」
あやふやに答えたのは、同じクラスの佐野sano。
割となんでも話せる仲だったりする。
「えー…グラマー?」
「あーそうか…」
「なに?京が、授業の事気にするなんて珍しいじゃん。」
「や…別に…」
だってもし、移動教室とかあったら…美音葉に会うかもだし…
ニヤニヤしながら、
「ちゃんと勉強して姫に振り向いてもらうため?」
「なっ違うしっ!」
姫っていうのは、美音葉のこと。
この学校ではそう呼ばている。
こいつは知ってるもんな…俺が美音葉の事が好きって…
「実は…」
昨日あったことを全部話した。