「暇だ、、、」
そう言っているのは、天見(あまみ)まい。今日は休日。親友の、加藤 はると 山本あめは家族で出かけている。まいはスマホでチャットなど、暇潰しに使えるサイトを探した。
「んっ?」
まいが目に止めたサイトは、、、
「出会い系サイト?」
クリックしてみる。可愛らしい飾りだな。
≪ようこそ!出会い系サイトへ!完全無料なので何度でもはなせたり、電話ができます!あなたにオススメな人を探すため、誕生日、血液型、名前をご記入して下さい!≫
「おもしろそうじゃん。やってみよ」
まいは、言われたとおりに記入した。
「「まい」、、、と、よし。登録!」
≪検索中、、、検索中、、、見つかりました。今から部屋に移動します。≫
画面がパッと切り替わる。まいはまだ恐怖を感じなかった。ただ、楽しみ、、、それしかなかった。
「では、お楽しみ下さい」
「えーと、これが発言欄」
ピロリン
涼:【こんにちわまいさん】
「はやいな!えーと?」
まい:【こんにちわ。涼さん】
涼:【初心者?】
まい:【はい。なれない手付きですw】
涼:【そっか】
なにやら優しい相手。はなして平気かな?そう感じるけどこれも、闇へ引きずっていく。
まい:【暇なのでこのサイトに来たんです】
涼:【同じだね。実は僕もなんだ】
まい:【そうだったの。】
涼:【うん。仲良くしよう】
まい:【似たもの同士ですね☆】
涼:【そうだね。まいは何歳?どこ住なの?】
(何でそんなの聞くのかな)
まい:【15歳です。東京なんですよ】
涼:【僕は神奈川。少し近いね】
まい:【そうですね!ところで涼は】
仲良くはなし、まいは自然と惹かれていた。そう。顔もわからない人に恋をしたのだ。「会いたい」とも思ったまい。しかし、女であるまいが「会ってみない?」など言うのは恥ずかしいものだ。
涼:【あのさ、会ってみない?】
まい:【!うれしい///私も会いたいです】
涼:【よかった。待ち合わせする?】
まい:【はい!】
涼:【じゃあ、東京の○○○○でいい?】
まい:【はい。でも、今週はテスト期間なので無理なんです】
涼:【そっかー。メアド交換しない?】
まい:【あっはい!】
涼:【ありがと!】
まいは軽い気持ちでメアドを交換したのだ。まいは謎の男と会って後悔することになる。まいは無事か、それとも、、、