そしてもう一人は、携帯を取り出しわたしにカメラを向ける。


「口止めにちょい写メ撮るだけだから、すぐ終わっからよ」


く、口止めに写メって…。


「だから始めから確認しときゃ良かったんだよ。こんなめんどくせーことになる前に」

「確認したところでいくらでも嘘つけるだろうが。菊池が言ってた女はこいつだったんだし」

「今だって嘘かもしんねぇんだ。こいつの裸の写メ、あって損はねぇだろ」


は?!裸の写メ?!嘘でしょ?!こいつら正気?!


「ま、これ以上警察沙汰起こすと澤田がうるせぇからな。口封じは必要だ」

「んなこと言ってオカズにする気だろ」

「あったりめーだばーか!」

「じょ、冗談でしょ?!こんな外で…」

「誰も来ねぇし気づかねーよ。人通りからも外れてるしな。安心しろ」


確かに周りは木やら植物だらけで、人が通る道からは死角になっている。


だからって安心っておかしいでしょ!!


「それに外の方がぜってぇ燃えるって!」

「おめーAVの見すぎだっての」

「さすがにこの時間で本番は無理だ。その為に来たんじゃねぇし。アホなこと考えんな」

「わーってるわ!」


普通に笑って話してる。


異常でしょこの人達。