赤城くん、ナイスフォロー!頼りになるわ!


お父さんが元カレとか、勘弁してよ。気持ち悪くてしょうがない。


ていうかダーリンに勘違いされたくない!!


深瀬くんを見ると、まだ少し顔が赤かった。そしてなぜかわたしと目を合わせようとしない。


時折逃げようとするも、赤城くんと緑川くんが深瀬くんの腕をがっしり掴まえ離さない。その様子に笑えてしまう。


「そうなのか?」


一番に反応を示した、若干嬉しそうな金沢くん。

なんか犬みたいだな。


「似て…なくね?」


緑川くんはわたしを見て首をひねる。

って、おい。


「どういう意味よそれ」

「いや~、あの男前と逢川が似てるとは」

「ちょっと!それきっとわたしに失礼な意味だよね!」

「咲良は可愛いぞ!」

「金沢くんに言われても嬉しくない!」

「なんでだよ!」

「ダーリンに言われなきゃどんないい言葉も意味ないの!…あれ?そういえば三人はなんでここにいたの?」


タイミング良く現れてくれて助かりましたが。