わー!

一瞬にして真っ赤になった!面白い!


「わたしダーリンのことが好きだから、ダーリンとキスしたいもん。手だって繋ぎたいし、抱きしめたりとかしてほしい」

「──!!!」


わはは。どんどん赤くなってる。なんて純情なの深瀬圭悟!可愛いすぎでしょ!


「ね、ダー…」

「俺はお前なんか好きじゃねぇからしたくねぇよ!」

「あっ、またひどいことを…」

「つーか女がなんつーこと口にしてんだ!恥を知れ!」

「ええええ?!」


わたしそんなはしたないこと言ってる?!普通だと思うんだけど…。


もう、ひどい!


えいっ!


「──!!!」


わたしは深瀬くんの手をとり、勝手に自分の手を繋いで指を絡めた。


あら、よくよく見ると意外と手は華奢なんだ。


大きくてごつごつして傷だらけだけど、造りは女っぽいな。素敵。


「もしかしてダーリンの方がわたしより指細くない?!ずるいっ!」

「──」

「解せぬな!ってわたしの指が太いだけか」

「──」

「聞いてる?!ダー…」