─担任、よくやった!!


初めて感謝したいと思えたよ!やっばい、嬉し…


「だから喜んでもいられないでしょー?」
 
「なに言ってんの!この喜びは抑えられるわけが」

「隣の席。咲良、大丈夫?」

「なにが?隣の席?」

 
…──!!!!!


う、うそ!!ほんとに?!


わたしの隣の席には、「深瀬」の文字。


まさか、こんなことって…!!


「前が森野くんでちょっとした救いかもしれないけど、男子に囲まれるなんてね。それも隣が深瀬くんなんて。咲良って前からあんまり席運ないよね」

「そんなことないっ!わたし、今が席運最高調!」


これ以上の席なんてあるわけないよ!


深瀬くんの隣だなんて!
深瀬くんの隣だなんて!!


神様、ありがとうございます!!


うわー!めっちゃくちゃ嬉しいーっ!!