「裏なんてありません。わたしを信じて。同じクラスなんだし。ただ深瀬くんが好きなだけなの」

「…俺を好きだと言うのが一番怪しい。でもお前狂ってるからな」

「ええ～？狂ってるってひどすぎじゃないですか？わたし普通だと思うんだけど」


多少ズレてるのは自覚しておりますが。


「あれだけされて未だに俺の周りにいるって普通じゃねぇだろ」

「そんなこと…」

「殺されかけて笑うとか、狂ってるとしか思えねぇ」

「それは…」

「お前のやってること、なんつーんだっけ」

「あ、ストーキング？」

「…ストーカーの自覚はあるんだな」


あら、なにその目。まるで不審者を見ているようじゃないの。


「そりゃありますよ！深瀬くんのあとをつけてたしね！」

「胸張って言うことじゃねぇだろ」

「あ、失礼」

「つーかあんな目に遭っても付きまとうとか、やっぱ異常だな。同じ学校でもなきゃマジで殺してそうだ」

「え？だって深瀬くん、本当はいい人でしょ？」