え?

誰が笑ってるの?ていうか深瀬くん、さっきから誰と話して…。


「こら、起きろ。んなとこで寝てたら死ぬぞ。あ、そういやこいつ死にたいのか」


頬に何かあたる感覚。

それも何度も。それも強く。


いててててて!


な、なんだなんだ?!


「いったいな!」


と大声を出し目に飛び込んできたのは、どアップのダーリン…!


あわわわ!


不意打ちもいいところ。

いろんな意味でドキッとしてしまった。


「やっと起きたか」

「え?だ、ダーリン……?あれ?わたし生きてるの?」


とっくに死んでると思ったのに!

深瀬くんの手がわたしの頬を叩いてたのか!


「馬鹿じゃねぇの。あれくらいで死ぬかっつーの」


呆れながら地面に仰向けになっているわたしの横に、片膝を立て座り込むダーリン。