一体何がしたいんだ、ダーリンは。

もう落ち着いたからいいけれど。


「うるっせぇな!黙って食え!」

「言われなくても食べますよー!」

「つーかお前、もうここ来んなよ!俺専用のサボり場だったんだぞ!」

「ええ?この流れで、そこついてくる?学校は公共の施設なので、誰でも共用できるはずだし、専用とかありません」

「…このアバズレ女。消えろ」


おっとまずい。また怒らせてしまったわ。


「ね、ダーリン。ダーリンが人気出たのは髪型が原因らしいんだけど、今日その髪型なのはわたしが原因なんだよね?」

「ぶっー!」


あらっ、今度はダーリンがひどいことに。


「ダーリン大丈夫?」

「べっ、べべべ別にお前が原因なわけじゃ…」

「でもわたしが下ろした方がいいって言ったから、そうしたって言ったよね?」

「そうは言ってねぇ!」

「え?違うの?じゃあどうして今日は髪型が違うの?」

「そっ…!それは…」

「ねぇ、どうして?」  


顔、真っ赤だよ。ダーリン。

昨日五人相手にケンカをしてた人とは思えない。


も、萌える…!