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月曜日。
普段通り家を出ようと支度をしながら、何か忘れていることに気づく。
俺にしては早めに起きた。それが関係しているんじゃないか…。
でも、中々思い出せない。
支度を終え、玄関のドアを開け鍵を閉める。──思い出せない。
エレベーターに乗り、エントランスで降りる。──思い出せない。
マンションを出て駐車場に行く。……思い出せない。
思い出せずに何か引っかかるってのが不愉快だ。朝っぱらからイラつく。
舌打ちをしながらバイクに乗りヘルメットを被る。…あ。
そうだ、逢川を迎えに行くつもりだったんだ。
ようやく思い出した。うわ、すげぇすっきりした。
そうだそうだ。逢川だ逢川。
──と、思い出せたことに気分を良くし、逢川を送ったコンビニまでバイクを走らせる。
ところが到着したものの、いつまで経っても逢川は来ない。
月曜日。
普段通り家を出ようと支度をしながら、何か忘れていることに気づく。
俺にしては早めに起きた。それが関係しているんじゃないか…。
でも、中々思い出せない。
支度を終え、玄関のドアを開け鍵を閉める。──思い出せない。
エレベーターに乗り、エントランスで降りる。──思い出せない。
マンションを出て駐車場に行く。……思い出せない。
思い出せずに何か引っかかるってのが不愉快だ。朝っぱらからイラつく。
舌打ちをしながらバイクに乗りヘルメットを被る。…あ。
そうだ、逢川を迎えに行くつもりだったんだ。
ようやく思い出した。うわ、すげぇすっきりした。
そうだそうだ。逢川だ逢川。
──と、思い出せたことに気分を良くし、逢川を送ったコンビニまでバイクを走らせる。
ところが到着したものの、いつまで経っても逢川は来ない。