「おーい、こんな時間にガキが出歩いてんじゃねーよ」

「今時のガキは分別ねーからな~。この時間に徘徊していい場所と悪い場所、わかんねーんだろ」

「家出かもしんねーぞ?いや、まさか迷子じゃねーだろうな」

「ぶっ!お巡りさんの所に連れてってあげよーか?ボク」

「「「ははははは!!!」」」



──。



「──っ!!」

「てっめぇ!!何してくれてんだ!!」

「クソガキが!!」

「山本!大丈夫か?!」

「ってぇ…」

「くそっ!死にてぇのか?!このガキ!!」


…だったらなんだよ。


「汚ぇんだよ」

「あ゛あ゛?!」

「もっかい言ってみろや!!」

「マジでぶっ殺すぞ!!」

「ガキが調子にのりやがって!!」