屋上へ出ると、今日も青空が広がり心地良い。ここでお弁当って素晴らしいですね!


そういやダーリンはどこでご飯食べてるんだろう。ご飯も屋上なのかな。姿が見当たらないけど。


本当ならなー、深瀬くんにお弁当作って一緒に屋上でお昼休み~。

なんて最高なんだけどな。


お母さんに詮索されたくないからお弁当作れないんだよね。いつか作れたらな~…。


「お前はどこまで俺の邪魔すりゃ気が済むんだよ」

「ダーリン!」


ベンチに座りお弁当を広げていたら、しかめっ面をしたダーリンが登場。

やっぱりお昼もここだったか!


「だからそれやめろ。寒気がしてしょうがねぇ」


と言いながら、隣のベンチに腰を降ろすダーリン。悪態をつきつつも去ろうとはしないところが可愛いじゃないの。


顔のにやけが抑えられない!

もっと近くてもいいのにっ!


「遅かったね!あ、購買に行ってたんだ!お弁当はコンビニ?」


ダーリンは手にしていたお弁当とお茶を置き、封を開け食べ始める。


「うるっせぇな。飯の時くらい黙ってろよ」