「つーかおめー、さっきからグダグダうるせーんだよ!」

「素直に逢川に惚れてること認めろや」

「はあ?!」

「そんなんただのこじつけだろ?逢川だから乗せる気になったんだろうが」


赤城くんの言葉に、見る見るうちに顔が赤くなっていくダーリン。

赤城くんも緑川くんもニヤニヤしっぱなし。完全に面白がってるなぁ。


「──っ、さっきから何なんだよ!うぜぇんだよ!違うって言ってんだろ!おい!行くぞ!お前らついてくんなよ!」

「あっ!待ってダーリン!」

「素直になれよ深瀬!」

「てめー咲良にひでぇこと言ったら許さねぇからな!」

「みんなばいばい!またね!」


早足で行ってしまうダーリンを追いかけながら、慌ただしく三人に手を振る。


「深瀬!そのまま拉致って襲うんじゃねぇぞ!」

「ぶっ!!誰がだよボケ!!」


緑川くんの送り言葉にずっこけそうになるダーリン。

毎回いい反応するなあ。また赤面してるよ。可愛いったらありゃしない。


「うおー!ありえねぇ!ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ樹!」

「だっ、ダーリン、いいから行こ!」


またまた怒り出す金沢くん。今は緑川くんに怒ってるけど、矛先がダーリンに向いたら、同じくだりが続いてエンドレスじゃないの。

早く立ち去ろう!