「おい!何してんだよ!早く行くぞ!」

「えっ?!あ、はいっ!あれ?金沢くんとの闘争は終わったの?」


突然わたしの前にダーリンの姿が。

言い合っていると思っていた二人は、いつの間にか落ち着きを取り戻したようです。

とは言え、二人とも表情はイラつき全開でございますが。


「こいつらに付き合ってたら日が暮れちまう」


そ、それはダーリンがふっかけるからじゃ。


「おい、逢川乗せんだったら俺らも乗せろよ」


──え。

どうしたの赤城くん、いきなり…。


「はあ?!」

「別によくね?」

「逢川が良くて俺らがだめな理由あんのか?」

「逆に俺らがだめで逢川がいい理由が聞きてぇよ」


──!!


赤城くんと緑川くんがわたしに軽く目配せをする。


そ、そういうことか!これは聞きたい!ぜひとも聞かせてほしいっ!


二人とも素晴らしいアシストだわ!