「お金じゃない?じゃあ何?基本ダーリンの為なら、わたしにできることはなんでもするよ!あ、好きなのをやめろとかも無理だからね!」


よ、良かった…。お金以外ならなんとかいけそうだ。


「…なんでだよ」

「えええ?好きだからって、今し方言ったばかりじゃないですか!何度言えばわかるの?ダーリンが好きだから、わたしはなんでもできる気がするの!」

「…どんな目に遭っても、そんなことが言えんのかよ」

「もちろん!」


それが恋というものでしょう!


「…」

「…ダーリン?突然どうしたの?ていうかそろそろこっち向いてよ…」

「お前の家、どこだ」

「へ?」


ようやくこっちを向いてくれたかと思えば、いきなりなんだなんだ?わたしの家?


「どこだよ」

「コンビニの隣」

「どこのコンビニだよ!」

「ん?あ、榴ヶ岡公園の南側にあるコンビニだよ。やだ、まさかダーリン、ストーカーする気?」

「送ってやる」

「…え。」


い、今なんて…。